2009年06月19日

インドネシアで楽しく暮らす 15−276


斜めからインドネシアを眺めよう 276
本当に次から次へと興味深い物語が出てくるものです。ある会社がサル会社に、他に方法がないので、やむなく注文を出した。ところが、サル会社は、法外な価格を吹っ掛けた。其のうえ、なかなかOK品ができない。其のうちに、もっと安く、もっと安心して製造できる会社が仕事を始めたので、そちらに移そうとした。金型を返却してもらいたいと頼んだが、見解の相違で、金型の所有権はサル社にあるので、渡せないと断られた。実は、その金型を壊してしまって使えなくなっているというオマケつきでした。
ある会社は、それで、もめていても時間の無駄になり、予定通りに製品を得ることができないと考え、新しい会社に金型の製造を依頼し、完成次第、試作品を出すようにした。サル会社には現在の注文分でそれ以後発注はしないと伝えた。其の時、同時に、サル会社の注文が根拠で、商社の倉庫に持っている原料をキャンセルするように頼んだ。商社は、当然ながら、他社から注文が入っても、サル社のひも付きだから、キャンセルされなければ、売ることはできないといっている。
新しい会社は今月末には試作をしたいが、サル会社がキャンセルしてくれなければ原料を入手できない。その原料は日本からの輸入品で、注文してから一か月半は納期がかかる。インドネシアの商社が持っている原料はあきらめて、早く、日本に注文することにした。そうせざるを得ない。
使うことが無くなった原料の注文を出したままキャンセルしないサル社は、いつ、その原料を購入するのでしょうか。商社は、もし、購入してくれなかった場合はどうするのでしょうか。
商社もかたくなに考えないで、使わなくなった会社の注文ということははっきりしているのだから、新しい会社に融通すればいいのにと思うのだが、融通が利かない。それで、自分の首を絞めることになると思うのだが。どうなることでしょう。成り行きが楽しみです。
新しい会社は実をいうと何も困っていない。他に沢山の切り札を持っているのです。
世間を興味深く観察しているだけです。
 久しぶりに、MM2100工業団地内に入り、何社を訪問し、今後の仕事の進め方を報告した。

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2009年06月11日

斜めからインドネシアを眺めよう 268


インドネシアに住む日本人のゴルフ好きというか、それしかないというか、かなり盛んです。
インドネシアの日本人が一般的に楽しむ賞金配分の方法がある。先日も書いたが、オリンピックをしましょうと誰かが必ず言います。誰も言わなければ私が言います。
ルールはグリーン回りからグリーン上に関して、です。基本は、皆さんグリーンに乗ってから、一番遠い人から金4点、銀3点、銅2点、鉄1点の権利がありワンパットで入れればそれぞれ得点します。グリーンの外から直接入れればダイヤモンドで5点得点です。三人でプレーした場合は銅が最低になります。
砂一というのがあって、バンカーから一打で出して次の一打で入れれば3点です。グリーンの外からでもいい。バンカーから出すのに二回以上打った場合はだめですが、他のバンカーへ入れた場合はまた権利が生じます。また、バンカーから直接カップインしても得点です。これは自動的にダイヤモンドですから、8点です。
竿というのは旗竿の長さより遠いワンパット目の場合に、これは、“竿“と、はっきり宣言します。一発で入れば3点、二打なら0点、三打以上なら−3です。グリーンの外からでも宣言できます。
ショートホールのニアピンもセットになります。一番ホール近くにワンオンさせた人に権利があります。そのほかの人でオンさせた人権利は消滅します。ワンオンしなかった人には、ニアピンの権利をもっと人の得点を消す権利が残されます。消しゴムとか消防隊といっています。ニアピンの権利を取った人はパー以内でホールアウトすれば3点得点できます。ボギーでは消滅です。また、消しゴムの人がパーで上がった場合は、バーディーで上がらなければ消滅します。該当者がいない時は次のショートホールに持ち越されます。最終まで、持ちこされれば四階建てになり、其処でニアピン賞を取れば一挙に12点獲得できます。
バーディー賞は3点です。
極端な例を書きます。砂、竿、オリンピックが金でワンパット出入れば、それがバーディーだったら、一挙に13点です。
四階建てで、竿で、バーディーなら、18ポイントです。
一点2000(20円)Rpが普通です

最終計算方法 (各人のポイント)−(A×4+B×4+C×4+D×4)÷4
例      point ×4
  Aさん 15    60  60―56=+4
Bさん  30   120     120―56=+64
Cさん 4 16  16―56=―40
Dさん 7 28  28―56=―28
  224/4=56  0(ここが0になることを確認)
Aさんは8000Rp、Bさんは128000Rp受取り、Cさんは80000Rp,Dさんは56000Rp支払います。    
ゴルフでかっかとして、キャディに当たったりしないでください。自己責任が基本です。

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2009年06月08日

インドネシアで楽しく暮らす 15−265


斜めからインドネシアを眺めよう 265
今日のゴルフで、ちょっと、面白いことがあった。ある会社の社長さんと一緒だった。もともと、その会社の話で、いいことを聞いたことがなかったが、こういう人もいるのかと思わされた。
一緒のカートで回るのは初めてだった。何とその人,運転を全くしない。まず思ったことは、こういう人同士が一緒のカートになったらどうなるのでしょうか。こういう人とは始めてなので、こういう人は他にいないのだろうとも思うから、こういう人が一緒になる確率は非常に好かないと思うが、しかし、ずっと運転する側の人のことを全く考えないのでしょうか、終わっても全くお礼を言わなかった。
朝、レストランへ入ってきたのが一番遅く、スタートの15分前だった。他の三人は、コーヒーを済ませ、待っていた。そのかた、ゆっくり朝食をとるためにバイキング形式の食事を取りに行った。まだ、時間があるでしょ、と云ってゆっくりスタートぎりぎりの時間になるまで食べ続けた。呼び出しがかかって、「まだ、早いのにな」とぶつぶつ言っていた。
私より老けて見えるが、多分私より若いのではないかと思う。話の内容が10歳ぐらい若いような時代の話が多かったから、そう思うのですが。
終わって食事、食事はゴルフ場でなく、車で20分ほどかかる日本食レストランだった。私はドライバーのマリアさんを連れて一緒に食事をした。5人でした。
その人アルコールが好きのようで、まず、席に着いて、ウェートレスにキープしてある酒を持ってくるように会社名と自分の名前をいった。やがて、戻ってきた彼女が、無いといった。まだ、三か月前に来たばかりだからあるはずだ、もう一度調べてくれと頼んだ。もう、口調は怒っていた。また、彼女がやってきて、今度は伝票を見せながら、この通り、すでに処分したといった。そこから、また、すったもんだがあったが、結論は去年の8月に飲んだのが最後で、それ以後、来ていなかったのでした。
ビールを二本頼みもう一人の二人だけでのみ、その人は一本半飲んだ。もう一人の人はいつも焼酎をアクアのボトルに入れて持って、それを、主体に飲むので、飲まない私たちの請求に関しては割り勘で払ってバランスが取れていた。
その社長さん、タバコを車に置き忘れたと云って、焼酎を持ちこんだ人にたばこをもらい始めた。一本か二本で終わると思ったら、一時間中で7本吸った。また、ビールがなくなって、その人の焼酎も飲み始めた。
 他の男性二人とマリアさんはお茶やジュースと食事だけだった。朝食についてはその人とだけが食べて、他の三人は紅茶かコーヒーだけだった。どう見てもその社長さんが他に人の倍以上使っていた。しかし、会計するときになって、合計を5で割ろうという。其のうちの2を私が払う、ということだった。どう考えても変なので、もう一人の人がやはり四で割りましょう。そして、端数分を太田さんに出してもらいましょう、と提案。それで収めたが、納得がいかない。5で割って2をその人が払うのが平等だと思う。
 最期のおまけ、その人が、お金をまとめ支払った。領収書がその人に渡された。お釣りが3500Rp大きな声で、これはチップで置きましょう。と云いながら、領収書を折りたたんでポケットのしまった。自分が全部払ったことにして、会社からお金を受け取るためであることが見え見えの態度でした。これには、口に出さないがその他のひと,全員があきれた。
家に戻って、マリアさんにこのことを話そうとしたら、マリアさんの方から、その人のことを一部始終観察していて、私が話そうとしたことを全て彼女の方から話した。残りの二人の人も、もう、この人は誘いたくないとおもっていると云っていた。
どうですか、ご自分がこう人ではありませんか、現地の社長さんはこういうことも可能なのです。他にも、可能なことが沢山ありますよね。ね、どこかの会社の社長さん!!!

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2009年06月05日

斜めからインドネシアを眺めよう 261

 

押出成形ライン一式の中古が売りに出されているというので、様子を見に、タンゲランのリッポカラワチまでいってきた。ごちゃごちゃした街を通り抜けるのは疲れる。プラスチックロタンを作っていた設備で、速度を上げるために5m以上の水槽があった。これは三分の一に切って三台分として使える。押出機は55mmで適当な大きさだった。状態もいい。増設予定二ラインの内の一ラインを手に入れることができる。
B社の幹部からの紹介だった。このように、私と知り合ったインドネシア人の多くは、今まで、接したことがない日本人像を感じると思います。そして、親しみを感じて、なんでも、開けっぴろげで、話しかけてくれるようになる。
B社で預かって生産しようとしていた金型を作業者の不注意というか、もともと、作業方法を教育されていなくて、知らなかったというか、何が原因なのか聞かないが、壊してしまって、使えない状態になってしまい、客先にもそのことを知らせていない。という話も同じ人間から伝わってきた。ある得ることだとは思っていたが、現実になってしまったらしい。修理に出したそうですが、修理できない。新しく作るしかないと、断られた。同じ会社のもう一型も傷を付けてしまって修理に出しているという、直るのはいつなのか予定が立たないという。どうするつもりでしゅうか。
現在、金型を支給(預けて)して、製造を依頼している会社は、壊されないうちに、回収をお勧めします。金型の取り扱いが分かっていません。
人に優しく接する、人に慕われるということは非常に大切なことである。経営者は北風と太陽の話の太陽でなければならない。それには、すべてに能力が高く、心に余裕がある人でなければならない。
だから、私に使われる人はラッキーだと思う。私を使う立場になった人は、私を包むような能力がないと使えない。使う人は、従業員が私からの影響を受けてしまい自分の立場がなくなることを恐れる。私を感情的に虐めるしか方法がない。

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2009年05月29日

斜めからインドネシアを眺めよう 254



最近のテレビ番組にやらせの人探しのスパイのようなものが増えていると書きましたが、コマーシャルで、携帯電話でSMSを送りなさい、と、言うのが増えた。日本には全くないコマーシャルなので、日本にいる人に説明が難しい。夜、テレビをつけていると、(REG ***** 9090)というショート メッセージの送り先が出てくる。****のところはMUSIKとかLOVEとかZIKIRなど宗教関係とか、MANDARINなどの外国語関係、とにかく盛んに宣伝している、利用者も急増していて、いい金儲けの手段になっているのでしょう。増える一方です。SMSを送るのは無料だが、返信SMSが入って、何かの購入の勧めが来るそうです。通信販売の手段です。若い人の多くが、引っかかるそうです。
また、貧乏人に、贈り物をしたり、現金を与えたり、借金をチャラにしてやったりする番組も、日本にはないがこちらでは各局で方法を変えてやっている。現金を与え、一定の時間内に95%以上を使い切る、使い切らなければ、品物は没収というやり方。また、大学生がその家に手伝いに入り、何日かを共に暮らし、仕事を手伝う。チカラ仕事や汚い仕事を手伝い。最後に一家を近くの町のレストランへ連れてゆき、食べたことがない豪華な食事を奢り、帰って見ると、家にヤギが送られていたり、テレビが取り付けられているという筋書きです。
泣いてスタッフに感謝している姿を、近所の同じような貧乏な人達がうらやましそうに遠巻きに眺めている。カキリマを贈られたり、パンク修理用のコンプレッサーを贈られたこともあった。しかし、首をかしげる。その瞬間は喜んでもいつまでも継続は絶対しない、そう遠くない時期に今までの貧しい生活に戻ってしまうことは明らかである。遠巻きに眺めていた人全員がそう思っているはずであり、事実その通りになるでしょう。テレビ局の無責任番組です。


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2009年05月21日

斜めからインドネシアを眺めよう 246



インドネシアで仕事をしている日本人の平均的費用(給料や生活費)現地採用者ではなく、日本の会社から出向者として派遣されている人達です。国から派遣されている公務員はそれらの平均以上が普通です。
給料は日本で受け取る分を多くし、インドネシア人の手前と、節税のために、インドネシアでの給料を少なくするのが普通です。
項目     費用US$/月
住宅      1500
給料      3000(手取り)日本の口座に入る給料と賞与は別
税金 1300(手取りの30%とイミグレに100)
緒手続き     300(エージェントと申請など)
渡航 300(年二回の帰国)
テレビ、電話 300(NHKや携帯電話)
車、運転手 700(リース、ガソリン、)会社で買って雇っても同じ。
保険       100(医療、車輛)
接待?     1000(昼食、夕食、アルコール、カラオケ、ゴルフ)
8300US$/月±3000US$
ですから、年間では10万US$になります。日本でもらう給料,手当やボーナス合計で、15万US$は優に超えるでしょう。これが平均ですから、ゴルフのメンバー費や毎日の日本食昼食費が会社負担にしている所もあり、もし、家族同伴となればこれの1,5倍が普通です。グローバルの不景気で給料を自動的にカットされてこの状態ですですから、いかに海外組が優遇されていて,ぜいたくな暮らしを認めているか分かります。
 いつも書いているように、何もしない、いない方が会社にとっていい日本人でもいるだけで、インドネシア人平均の50倍以上の負担をするのです。日本人を二人減らせば20万US$(2千万円)の利益アップに貢献できるのです。
もっとすごい例として、奥さんの車やガソリン運転手代、私的なパーティーの参加費用や開催費用を会社負担にする人もいる。自宅の調度品や電気器具、カラオケやチップその後のホテル代、裁判沙汰になればその費用や裏金、インドネシア人妻の住宅費、生活費や家族への援助、一族を従業員として優遇するなど、こういう日本人は知っているだけでも10人以上はいる。

posted by 元気な振りの爺さん at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする